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2010年3月10日水曜日

トランス脂肪酸と活性酸素

不飽和脂肪酸 => 悪玉コレステロール

活性酸素? => 発がん性?


---Wiki

活性酸素(かっせいさんそ)は、酸素化学的に活性になった化学種を指す用語で、一般に非常に不安定で強い酸化力を示す。活性酸素のうちスーパーオキシドアニオンラジカルおよび一重項酸素は、酸素原子のみできており、その分子構造は普通の酸素分子とそれほど大きく違わないが電子配置が異なっている。



活性酸素の種類 [編集]

一般に活性酸素とフリーラジカルは混同されることが多いが、活性酸素にはフリーラジカルとそうでないものがある。スーパーオキシドアニオンラジカルやヒドロキシルラジカルはフリーラジカルである。過酸化水素や一重項酸素はフリーラジカルではない。広義の活性酸素には一酸化窒素二酸化窒素オゾン過酸化脂質などを含む。
  • 狭義の活性酸素
    • スーパーオキシドアニオンラジカル O2•−
    • ヒドロキシルラジカル HO
    • 過酸化水素 HOOH
    • 一重項酸素 1O2
  • 広義の活性酸素
    • 狭義の活性酸素
    • 一酸化窒素 NO
    • 二酸化窒素 ONO
    • オゾン O3
    • 過酸化脂質

活性酸素と人体の関係 [編集]

活性酸素・フリーラジカルは生命を維持するために無くてはならないもので、から取り込んだ酸素は赤血球中のヘモグロビンにより全身の細胞に運び込まれ、細胞中のミトコンドリアで酸素は糖質から電子を奪いスーパーオキシド→過酸化水素→ヒドロキシラジカルを経て水になる。つまりこの反応中に酸素は何度か活性酸素・フリーラジカルに変わるのである。この過程をミトコンドリア電子伝達系といい、食事で摂取した糖質がこれによってアデノシン三リン酸(ATP)というエネルギー物質に変わる。
しかし全ての活性酸素・フリーラジカルが水になる訳ではなく、余った活性酸素・フリーラジカルは細胞に損傷を与える。それを防ぐために各組織には抗酸化酵素と呼ばれる、活性酸素・フリーラジカルを消去あるいは除去する酵素が存在する。
その抗酸化酵素としてカタラーゼスーパーオキシドディスムターゼ、ペルオキシダーゼなど、活性酸素を無害化する酵素がある。
活性酸素は高い反応活性を持つため、外部から入り込んできた異物(微生物)を排除することが出来るのがわかってきた。これらを応用して病気治療や新薬の開発が期待される。
白血球などの好中球マクロファージが体内の異物や毒物を認識し取り込み分解することは知られているがこの時に細菌などを分解するのに活性酸素が働いている。
体内で取り込まれた酸素から発生する活性酸素以外に外的な要因で発生する活性酸素もある。紫外線放射線などが細胞に照射されると細胞内に活性酸素が発生するのが知られている。これを利用したものに、治療として放射線治療などが有名である。
その他に活性酸素は内因性に増殖の細胞内シグナルとして働く事が以前から知られていた。血管内皮細胞でも様々な生理的刺激下で、活性酸素が情報伝達物質(シグナル伝達)として働いているという報告が増えている。この様に体と活性酸素の関係において良い面の研究も進んでいる。
しかし活性酸素の反応性の高さは、良い面ばかりでなく、様々な物質に対して非特異的な化学反応をもたらすために、その有害性が指摘されている。
細胞内の酵素で分解しきれない余分な活性酸素は癌や生活習慣病老化等、さまざまな病気の原因であるといわれており、遺伝子操作によって活性酸素を生じやすくした筋萎縮性側索硬化症のモデル動物も存在するが、因果関係がはっきりとしていないものも多い。 なお、喫煙による活性酸素の増加が、細胞を傷つけ癌を増加させるのみでなく、ビタミンCの破壊を促進し、しみ、くすみなどの原因となるメラニンを増加させてしまうことが知られている[1]
従来、活性酸素を老化の有力な原因の一つとするのが定説であったが、2005年7月、東京大学食品工学研究室の染谷慎一をはじめとする東京大学・ウィスコンシン大学フロリダ大学の共同研究チームは活性酸素は老化に関与していないとする研究結果を発表した。

抗酸化物質と酵素 [編集]

抗酸化物質にはビタミンCビタミンEベータ・カロチンビタミンAグルタチオンなどがある。 活性酸素を除去する酵素には上述のスーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼなどがある。
近年アメリカでは、食材や健康食品の抗酸化能力の指標としてORACを採用する傾向にある。
各種ビタミンによる抗酸化作用酸化ストレスを抑制できる、と言われていたが[要出典]、この定説を覆す研究が2006年Daniele Versari氏らによって報告された[2][3]。それによれば、正常なブタに抗酸化ビタミンを投与すると、動脈壁における酸化ストレスを高め、心筋血流・内皮機能を損なうことがわかった。また、喫煙者によるβカロチンの過剰摂取は、癌や心血管死のリスクを増す可能性が指摘されている。非喫煙者に対してはリスクが増す結果はあらわれていない。





トランス脂肪酸 表示を要請へ

3月9日 13時0分
一部のマーガリンや菓子などに含まれるトランス脂肪酸について、とりすぎると肥満や心筋こうそくの危険性を高めると指摘されていることから、消費者庁はトランス脂肪酸が含まれていることを食品に表示するよう業界に求めることになりました。
これは9日に開かれた閣議のあとの記者会見で、福島消費者・少子化担当大臣が明らかにしました。トランス脂肪酸は、「マーガリン」や「ショートニング」という菓子を作る際に使われる油などに含まれている脂肪分で、とりすぎると動脈硬化や心筋こうそくの危険性を高めると指摘されています。これについて福島大臣は「消費者には食品を選択する権利があり、できるだけ情報を開示していくのが時代の流れだ」と述べ、食品業界に対しトランス脂肪酸が含まれていることを表示するよう求めることになりました。また、同じように、コレステロールや飽和脂肪酸についても表示を求めることにしています。消費者庁では、表示の指針となるガイドラインを、ことしの夏までにまとめる考えで、表示を義務化するかどうかについては、業界の取り組みなどをみながら検討するとしています。トランス脂肪酸は、欧米では食品に含まれる量の上限を設けたり、成分表示のルールを作ったりしている一方、日本では、こうした措置はとられていません。これについて日本マーガリン工業会は「日本人がとる脂肪分は少なく、食生活が乱れていなければトランス脂肪酸の摂取量は問題にならないことは国の食品安全委員会でも、すでに報告されている。トランス脂肪酸の表示の議論が進むと混乱するのではないか」と話しています。




---Wiki

トランス脂肪酸またはトランス型不飽和脂肪酸トランス酸(トランスしぼうさん / トランスがたふほうわしぼうさん / トランスさん、trans fat / trans-unsaturated fatty acids;TFA)は、構造中にトランス型二重結合を持つ不飽和脂肪酸。天然植物油にはほとんど含まれず、水素を添加して硬化したマーガリンファットスプレッドショートニングなど(硬化油)を製造する過程で発生する。多量に摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。

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